こんばんは。(〃∇〃)
住宅ロ－ン問題支援ネット の高橋です。
今日は、早朝より大阪へ。
滞在時間 4時間(￣ー￣；
ですが、とっても重要な濃い打ち合わせでした。
そんな移動の中、住宅新報さんの気になる記事↓
流通市場・悪質「囲い込み」、改善へ
少し前の「週刊ダイアモンド」にて掲載され、ネットニュ－スにて
業界が騒然となりました。
大手不動産が不正行為か 流出する「爆弾データ」の衝撃
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150413-00069998-diamond-bus_all
物件の売主さんから専属専任媒介契約か専任媒介契約を締結すると、
レインズに掲載して広く販売活動をしなくてはならない。
という宅建業法上のル－ルを大手不動産が守らず囲い込みをしているという指摘。
つまり、自社にて売主さんと買主さんから手数料をもらえるようにしたいので、
レインズに掲載したり、ネット広告はするが、
別の客付け業者さんからの問い合わせに対して、
「もう物件は申し込みが入っている」
「商談中です」
などと物件を囲い込み、直接の顧客の問い合わせにのみ物件を紹介するということ。
はい・・・
これ、業界内では暗黙の常識というか。。大手不動産さんは良い物件、
つまり両手数料が見込める物件に関してはほとんどこうやっているのではないでしょうか。。。
営業努力と言われてしまえばそれまでですが、
これでは早く高く売りたい売主さんにとって不利益です。
また、物件を買いたいという買主さんにとっても自分の選んだ不動産屋さんで
物件を仲介してもらえない。という現状が生れるわけです。
ただし、売主さんの希望で、
・売却することをあまり知られたくない
・他の不動産屋さんのお客さんではなくて直接お客さんを決めてほしい
などの依頼があることも不動産の売却（賃貸も）にはよくあることも事実です。
特に任意売却の場合は、色々と事情があることも多いので、
とても難しい問題です。
ただ、そうでない場合で、不動産業者の利益重視で物件の囲い込みが行われている
ことも多いのです。これは完全に止めてほしいことです。
これを改善すべき、レインズ（不動産業者の物件流通サイト）が変わるようです。
1.売主が自分の物件がレインズ登録されているか確認できる仕組み。
2.売主と客付け業者（元付業者も）が登録された物件の販売状況が確認できる仕組み
がサイトで確認できるそう。2015年中には導入の見込みなんだとか。
これが導入されると悪質な囲い込みは防ぐことができるかもしれませんが、
完璧とはいかないと思います。。
今後も色々な議論が展開されていくであろうこの問題。
任意売却業界でも媒介契約問題は様々な議論があります。
難しい問題ですが、一番大切なのは不動産業者のモラルだと思います。
顧客を第一に考えたときにどう対応するべきか。
ル－ルを破ってはいけませんが、そもそもそのル－ルがおかしければ
変えていかなくてはなりません。
問題提議されたことでどう変わるのか？
注目していきたいです。
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